三部作からなる蛇行する川のほとりの二部作目です。
恩田さんの『ネバーランド』にも似ていて隠された秘密・過去が少しずつ
浮き出してきながら物語が進んでいってます。
衝撃の告白から一夜あけた場面から始る第二部、5人に関係する過去の
秘密、『香澄の母の死』『黒い犬』『鈴』と次々と会話の中に出てくる
のですが肝心の真相はまだわからないままです。
そして何よりも衝撃のラスト・・・。
うーんこんな場面で終わるとはやっぱり恩田さん次作まで思いっきり惹き
付けてくれます。
8月まで待てない面白さです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
蛇行する川のほとり 2 新書 – 2003/4/1
恩田 陸
(著)
- 本の長さ122ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2003/4/1
- ISBN-104120033899
- ISBN-13978-4120033896
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
運命の歯車が回り始めた。あの遠い夏の日と同じように…。毯子の過去に隠された驚愕の真実とは!? 書き下ろし学園ミステリー第2弾。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2003/4/1)
- 発売日 : 2003/4/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 122ページ
- ISBN-10 : 4120033899
- ISBN-13 : 978-4120033896
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,796,297位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。
1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。
ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。
カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
5グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2003年4月29日に日本でレビュー済み
徐々に登場人物たちの失われた記憶が少しずつ少しずつ甦ってくる。
事件の被害者となった香澄の母の不品行と、彼女が常用していたという睡眠薬が、その死後きれいに消えていたこと。飼っていた犬がいたこととその名前。
やがて記憶の一片一片が繋がれ、真相が日の目を見るのでは――と期待を持った途端に予想外の退場の仕方をする、一番「何か」を知っていそうな登場人物…。
誰もが何かを知っていて、誰もが何かを隠している。
誰のために? 何のために?
ざわつく雰囲気は収まらないまま、それに浸りながら3部作の最終巻である次巻を待ちたい。
事件の被害者となった香澄の母の不品行と、彼女が常用していたという睡眠薬が、その死後きれいに消えていたこと。飼っていた犬がいたこととその名前。
やがて記憶の一片一片が繋がれ、真相が日の目を見るのでは――と期待を持った途端に予想外の退場の仕方をする、一番「何か」を知っていそうな登場人物…。
誰もが何かを知っていて、誰もが何かを隠している。
誰のために? 何のために?
ざわつく雰囲気は収まらないまま、それに浸りながら3部作の最終巻である次巻を待ちたい。
2004年10月6日に日本でレビュー済み
見えてきそうで、見えてこない謎。
もどかしく、手を伸ばし、掴みかけたところに、
するりと抜け落ちてしまったかのような、
もどかしい巻でした。
徐々に提示されていくキーワードに、
この巻は「芳野」さんからの視点で、描かれています。
そして、第三巻は真魚子。
毬子、芳野、真魚子の三者から語る物語は、
果たしてどのような結末を見せるのか。
次巻に期待です。
もどかしく、手を伸ばし、掴みかけたところに、
するりと抜け落ちてしまったかのような、
もどかしい巻でした。
徐々に提示されていくキーワードに、
この巻は「芳野」さんからの視点で、描かれています。
そして、第三巻は真魚子。
毬子、芳野、真魚子の三者から語る物語は、
果たしてどのような結末を見せるのか。
次巻に期待です。
2005年8月14日に日本でレビュー済み
現代ほど生き難い時代はない。だから私達は、筆者から放たれたイマージュを自身の内底に注ぎ込んで浄化する。同時代を生きた我々「弱中年」は、遠き過去に思いを馳せ・・・今の時代に寂寥感を抱く「多感な少女達」もまた、濃やかな情景に共鳴することでしょう。恩田作品ベスト3に入るこの小説を、とくとお試しあれ。
2003年4月23日に日本でレビュー済み
誰もが一度は感じたことがあるかもしれない、夏休みへの希望と恐怖。
結局ただの夏休みだったあなたの求めていたものがここにはあります。
結局はひとつの話でしかないけれど過去と現在と未来が交錯しています。
3部の出版を待つのがもどかしい。
この本を読んで奇妙な感慨とあの夏の日を思い出してください。
結局ただの夏休みだったあなたの求めていたものがここにはあります。
結局はひとつの話でしかないけれど過去と現在と未来が交錯しています。
3部の出版を待つのがもどかしい。
この本を読んで奇妙な感慨とあの夏の日を思い出してください。